masa_stocksの《じっちゃま》投資技法への考察

じっちゃまから学んだ事をまとめています。

(035)テスラで決算のお勉強

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初めに

じっちゃま曰く、《僕が見てる物っていうのは 毎回の決算でピシッとした数字が出せてこれてるかどうか それだけが僕にとって重要なこと 他ことはノイズでしかない》という訳で'21/10/20に決算発表のあったテスラを例に決算の見方について勉強してみました。

◼️チェックポイント1: キャッシュフローが着実に増えているか

会計的に最もごまかしにくい営業キャッシュフローが毎年確実に増えていることが最初のチェックポイントです。

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(図=QT毎の営業キャッシュフロー推移)

上図は'19からの四半期毎の営業キャッシュフローです。例えば直近発表のあった3QTの比較でも、756M$、2400M$、3147M$と着実に増えています。

◼️チェックポイント2: 営業キャッシュフローマージン15%以上

15-35%を探すのがよいようです。(CFマージン=営業CF÷売上高)。平均的な米国株で11.9%だそうです。

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(図=営業CFマージン推移)

若干凸凹はありますが'20/2QT以降目安の15%は安定的に超えています。

◼️チェックポイント3: リニアリティ

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(図=四半期毎の売上高その予想、実績)

※点線が予想

こちらも年次決済で帳尻を合わせに行っている場合、4QTのみ異常に数字が大きくなるホッケースティック型になる事があるようですが、テスラは毎期綺麗に上昇しています。順調に業績を伸ばせている様が見てとれます。

◼️四半期決算フォロー

いわゆる決算の確認です。①EPS、②売上高、③ガイダンスがコンセンサス予想を上回る事が大切です。

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(図=EPSの予想、実績比較)

※点線が予想

上図はEPSの推移です。上述の売上高と共にしっかりと予想を超える数字を残せる様になってきています。四半期決算もクリア。

◼️いつ買うか

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(図=10/21引け後の日足チャート)

じっちゃま曰く、《アメリカの機関投資家は問題が無い会社の株を、ちゃんと良い決算が出たのを確認した後で、相場が跳ねてしまった後からゆっくり買い始めるということを基本動作にしています。良い決算が出た後で買うという一見愚鈍なやり方は投資で大失敗しないコツだと思います》上図はテスラの日足チャートです。ブレイクアウトしていきそうな気配満々ですが、下値抵抗線をしっかり確認してインしたいと思います。

数字の重要性再確認

世界的な半導体不足で他の自動車メーカーが苦戦する中、技術でそれを解消し数字を残したテスラは素晴らしいと思います。ギガファクトリーの年内承認も目処を得たようです。しかしその言葉だけに惑わされずしっかりと決算の数字を見ていきたいと思います。

最後に

GAFAにとって代わりえる銘柄として期待出来そうなテスラですが、期待だけで買わずによく決算、チャートを見て総合的に判断したいと思います。

※投資は自己責任で!

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