(038)Form 10K 米国版有価証券報告書のさわり
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初めに
じっちゃま曰く、《証券会社のレポートよりも10K 、10Q をチェックして投資している客のほうが本当にうまい客で、本当に怖い客だとグレッグに言われた。情報はスピードよりも原典にあたっているかどうかのほうがはるかに重要。》というわけで、私自身は素人ですがForm 10Kのどこに何が書いてあるか位は知っておくか。。。という事で調べてみました。
どこで見るのか
Form10Kは上場企業が米国証券取引委員会(SEC)から提出を求められている物でそのホームページで検索出来ます。一番簡単には《企業名 sec Form 10K 欲しい年》で検索すれば見つかる事が出来ます。下図はアップルの例です。
(図=10K検索の例)
どの項を読むのか
全部読むに越したことはないのでしょうが、ばっちゃま御用達のDeep Lを駆使してもかなりの時間を要しそうです。当たり前ですが、どの企業のものも同一書式で、全部で4つのPart、16のitemから成ります。
(図=アップルの10Kの目次)
下記は私が個人的に大事かなと思った項目です。
◼️Part I Item1 Business
この項では企業の扱う製品やサービス概要、商品の概要、研究開発、特許の取得状況などが記載されています。投資対象として初めて知る企業の、概要を網羅的に知る事が出来ます。
◼️Item1A Risk Factor
経営陣の把握するリスクを宣言しています。ここは必ずおさえておく必要があると考えています。インした後の業績すなわち株価に影響を与えうる項目です。ここは正しく把握しておく必要がります。
◼️Part II Item6 Selected Financial data
数年間のヒストリカルな主要会計情報が記載されています。投資対象として問題ないかスクリーニングする際に役立ちます。
◼️Item7 Management's Discussion and Analysis of Financial Condition and results of Operation
会社、経営陣の経営並びに運営結果に対する分析が記載されています。この項目が当然ながら資料の中心部分です。セグメント毎の粗利や財務状況や各種費用の概況がわかります。
◼️Itrm8 Financial Statements and Supplementary Data
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の財務三表が記載されています。ガチンコの分析にはここを使うようです。
その他の書式
他の書式についても調べてみました。Form 10Qは四半期報告書(1Q、2Q、3Q報告)、Form 8Kは臨時報告書(重要な事態発生時の報告)、Form 20Kは有価証券報告書(米国外企業の有価証券報告書で米国上場している場合報告)、Proxy Statementは株主総会招集通知、Schedile 13Dは大量保有報告書(5%以上の株式保有者の報告)、少し毛色は異なりますがForm S1(IPOの目論見書)などがあります。
最後に
なかなか売上高、EPS、ガイダンスを四半期決算毎に調べるのも億劫でしたが慣れると少しずつ調べようかなと思う様になってきました。少しでもよい投資家になるべく数字、データにこだわれる様精進しようと思います。
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