masa_stocksの《じっちゃま》投資技法への考察

じっちゃまから学んだ事をまとめています。

(041)2022年1月の米国株決算予定

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初めに

じっちゃま曰く、《僕は人の相場観も自分の相場観も信用しない。信用するのは決算だけ。米国の機関投資家は70%くらいの時間を決算分析に費やしてる。》というわけで今期決算の見どころ等について考えてみました。

今期のポイント

じっちゃま曰く、《運がその人の人生を決定すると思う。実力じゃない!真面目な努力は徒労。いかに要領よく立ち回るか?がすべて。自分には運が回って来てないと感じたら、ラッキできる処へ移動すべし!》またじっちゃま曰く、《意地張ってどうする?株式をめぐる環境が激変したんだよ。インパールじゃ無いんだから引き返せ!》

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(図='22/01/07までの10年債利回)

2022/1月現在、金融政策の転換点に差し掛かり金利は上昇、またインフレ、賃金上昇プレッシャ等による企業業績悪化懸念等市場は大きな変化を迎えています。どこがラッキーな場所か、どこに引き返すべきかを探る重要なタイミングです。保有銘柄のみではなく、市場動向を探るためポイントになる銘柄の決算を確認する必要性が増しています。

1月決算予定とポイント

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①小売、ネット通販

クリスマス商戦の答え合わせです。ここでかけるとなし崩し的に景気悪化に転じる可能性もあるようです。

◼️主な決算予定

ーーー

②金融

金利が目まぐるしく変動する中、長短金利差にも注目すべきです。金利に収益が影響を受けやすい業種であり注目です。
◼️主な決算予定

01/14 JPM, WFC, BLK, C

01/18 GS

01/19 BAC, MS

01/25 AXP

01/27 V

③アフターコロナ銘柄

ある種一番気になる銘柄群。復活状況に期待です。クルーズ等は単なる売上高等ではなく、予約状況や今後のガイダンスにも注目です。

◼️主な決算予定

01/13 DAL

01/20 AAL

④バリュー、オールドエコノミー

じっちゃま曰く、《バリュー株にはチャンスが山ほどあります。歴史的に割安。》放置されている割安株に今期は大注目です。上述のクルーズ、航空、ホテル銘柄のみならず、石油、石油精製、地銀等に注目です。通常バリュー銘柄は個々の決算自体はあまり重要視していないようですが、現在の稼ぐ力を測るため必見です。

◼️主な決算予定

01/19 PG

01/25 GE, JNJ, MMM

01/27 MCD, IP, DOW

01/28 CVX, LYB

⑤グロース、ハイテク

じっちゃま曰く、《もちろんグロース株の決算記事は出します。でも自分でグロース株に投資することはSTOPしました。グロース株とは決別しました。》ある種コロナの恩恵を享受した銘柄が多いためその影響が鈍化し成長に陰りが出る事が懸念されます。Adobeの様なSaas銘柄には特に注意を払う必要があります。少しの期待外れでこっぴどく売られる可能性があり要注意です。

◼️主な決算予定

01/25 NFLX

01/25 MSFT

01/26 TSLA

01/27 AAPL

最後に

じっちゃま曰く、《要するに情報収集の深さ、速さ、正確さ、バイアスの無さが、アンタラとはぜんぜん比べ物にならないんだよ。なぜ?おてつきしたら思い切り笑い者になり、後ろ指さされ、ビジネスを干され、冷や飯を喰う厳しい世界に生きてきたから。》今後の経済動向等あらゆる人があらゆる事を発言していますが、思い込みを捨て実際何が起こっているかを見極める事で市場全体の方向性を少しでも理解したいと思います。

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(040)じっちゃまから学んだ2021年の私的投資結果振り返り、語録添え

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初めに

じっちゃま曰く、《最初はビギナーズラックがあるがいずれ見放される。本当の努力が始まるのはそれから。思考錯誤を繰り返し、どんどん自分に合わない投資手法を切り捨ててゆくと、最後に残ったものだけが、自分のスタイルになる。既存のルールを理解し、それらに一通り習熟することが重要。》というわけで、一般論ではないですし、間違っている考え方もあるかもしれませんが、自己の投資を振り返りました。

投資歴

これまでは15年前位からやっている積立の投信のみでした。個別株は最近で、特に米国株は20年年末くらいから始めました。

2021年のトータルリターン

積立投信を除く米国株並びに暗号資産の投資成績です。2021年資産増分は+133%でした。個人的には上出来だと思います。ただし大半は10月以前に達成されたものでそれ以降苦戦中。

投資の方法

◼️銘柄: じっちゃまの参考銘柄中心

◼️投資手法: 決算を手がかりにした手法とかっこよくいえばモーメンタム投資(実際は雰囲気投資かも)が主でした。

◼️やらなかった事: 早期に損切りしたものはありますが、基本デイトレはやっていません。空売りも無しです。

学んだ事

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◼️投資スタイルの一貫性は重要

決算が良いから買ったのか、チャートが良いから買ったのかなど明確にする事は重要。決算が良いからと買ったのにチャートが少し崩れたため損切りしたものの次の決算もよく爆上げ、悔しい思いをする事がありました。逆にチャート見て買った銘柄でトレンドライン割ったにも関わらずホールドしてしまい傷口を広げてしまった銘柄もありました。

◼️勝つ投資スタイル転換時要注意

前半はまだ間違いなくグロースの年でした。しかし途中から銘柄選定が難しく指数のみ勝てる状態、その後バリューへの転換機を迎えています。'21年はグロース、指数、バリューという流れをテキパキ切り替えられた人が大きな利益を得られたのではないでしょうか。バリューへの流れの中で、株価的に苦戦中のCRWD 等どの様に処置すべきだったのか迷わしいところです。

※2022/01/03のライブではグロース全降りというスタンスでもよいとコメントされており、いかに苦しい環境かを表している様に感じます。

◼️新値を売るな

じっちゃま曰く、《株価が新値を取ると、少なくとも指数の上では含み損を抱えている投資家が居なくなるわけで、値運びが軽くなる。その理由は戻り待ちの売りが切れるから。「新波動入りした」という風に表現する場合もある。(もう割高だ!)と深く考えもせずアッサリと相場から降りてしまうことはしないでください。》新高値更新した銘柄にインして勝てた事が多かった。当然すぐに天井つけたものもありましたが、勝てた事の方が多かった。ポートフォリオにある程度新値を追っている銘柄が入っている重要性も学びました。

◼️コア&サテライト戦略の秀逸さ

じっちゃま曰く、《個別株とETFを組み合わせる方法。例えば、自分の運用資産の50%をS&P500指数に連動するETF1銘柄に投資し、残りの50%を個別銘柄に投資するアプローチは大変有効。ETFが「コア(本体)」、そして残りが「サテライト(衛星)」》コアのVTIの含み益がある程度有れば、個別が少々下がっても落ち着いたトレード、判断が可能でした。弱小投資家ですが、コアとしてのVTIは着々と育っています。2022年はVTIだけでは駄目だととの事で悲しいですがめげずに積立ます。

◼️ポートフォリオ管理の重要性

じっちゃま曰く、《最初は投資資金が少ないのでたくさん分散できないと思う。自分の資金を五等分くらいして、五分の一ずつ、それぞれの銘柄に投資してください。損切りを早くしてください。そして、「勝った」、「あれは良かった」というエピソードを、積み上げてゆくわけです。》個別の単一銘柄は5%以下とした事で単一の銘柄の失敗で致命傷となる事はありませんでした。特にZM等は調子に乗って大量に買い込んでいたらえらい事になっていた可能性がありました。

◼️分散投資のよくあるミス

じっちゃま曰く、《折角、複数の銘柄を保有してもそれが全て同じ業種なら分散は万全ではない。分散する際には、性格の異なる資産を併せ持つことを心掛けてください。でも全部のセクターを持とうとするのは愚鈍。景気や金利から判断して、「旬」と思われるセクターを中心にピックすること》気がついたらグロース買ってる。これは失敗でした。魅力的に感じる銘柄が多くついつい銘柄が増えてしまい、かつグロースが多かったため金利上昇局面では、銘柄を分けても分散になっていない(結局同じやられ方をしている銘柄ばかり)という事がありました。セクターローテーションを意識して2つ位のエリアをバランスよくポートフォリオに加えるべきでした。これは反省。

◼️トレード記録を残すべき

じっちゃま曰く、《株のトレードする時には買値、売値、買った理由、こういうシチュエーションになったら売りたい理由をノートに書いておくといいと思います。それをあとから見直してみて。自分が合ってたか間違ってたかどうかがわかるから。》一部やっていましたが、後半サボってしまいました。来年はきちんとつけます。

◼️投資商品思想に合致する投資をする事

じっちゃま曰く、《3Xなどのレバレッジ商品を安全にトレードしようとすればストップロスは必須です。ところが……ドルコスト平均法とは、そもそも凹んでいる時に沢山の株数を買う手法なのでストップロスのコンセプトと真っ向から対立する。あたまの悪い商品設計者しか考えつかない真のポンコツ商品》逆に短期でのレバレッジは非常に強力でした。

◼️金利と決算のチェック

じっちゃま曰く、《金利を見ながら相場を張る。決算を見ながら相場を張る。営業キャッシュフローを軸に企業を分析する……そういうキホンは、ようやく日本人にも定着したと思っている。》なんとかこれは癖づきました。まだ決算を味わい尽くす!というレベルではないですが、まずは確認する事の習慣化はクリア。来年は中身の理解につとめます。ロジカルで迷いが軽減されました。

◼️大極を掴む事が重要

じっちゃま曰く、《自分のエゴを優先させるのではなくまずランドスケープを観察してここが一番ラッキーになれそうだよねそういうところをまず探す》これは10年経っても難しいかもしれません。同じ様なニュースを見ていても、他からの着想が全くじっちゃまには及びません。これを養うのが一番重要だと痛感しました。ラッキーなエリアを探せるよう精進したいと思います。

最後に

2021年は資産を増やす事が出来ました。2022年は非常に厳しい年になりそうですが、コアをしっかり固める積立は継続しつつ、学んだ事を色々試しかつ新しい知識もしいれ究極のネトゲを楽しめたらなと思います。

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(039)スタグフレーション

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 初めに

じっちゃま曰く、《ひょっとしたらスタグフレーションになるかもしれない。今日(12/20)は世界的に株が安くてグズグズした展開ですけども、それなんか見てるとスタグフレーションになるのかなぁと言う事をちょっと感じさせる展開だったよね》というわけで、スタグフレーションについて勉強してみました。

スタグフレーションとは

スタグフレーションとは、景気後退(スタグネーション、Stagnation)と物価上昇(インフレーション、Iinflation)が同時進行する現象で、これらを組み合わせた造語です。

金利が示唆する事

長期金利が低い事は

①市場参加者のインフレ期待が低い

②経済成長が期待できない 

のいずれかを示唆しています。残念な事に②の代表例は日本です。低成長が低金利の要因になってしまっています。

今後起こりうる事

じっちゃま曰く、《もし足元のインフレが荒れ狂って収まらないのであれば、長期での成長ポテンシャルが低いにもかかわらず、政策金利を引っ張り上げないといけないかもしれない。それってわざわざスタグフレーションを、スタグフレーションからの景気の頓挫を演出する様な展開にならざるを得ない。そのシナリオになったら株は上がらないと思うよね》今は米国経済は強いと皆信じていますが、そうでない場合も考慮する必要がありそうです。アノマリー的にも12-1月は相場は高いようですが、2月のFOMC辺りから早くも山場になり荒れ狂う可能性も考慮しなければなりません。

最後に

じっちゃまも度々言われていますが、個別の銘柄の値動きの天井や底を見定めて買う事よりも、市場全体がどう動いているのかを見定める事は重要です。その重要性が増す局面になりそうです。なかなか私の様な素人には難しいですが、じっちゃまからしっかり学んでいきたいと思います。

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今私も買いました(まだ読んでません)

(039)騰落線

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 初めに

じっちゃま曰く、《S&P500は最値圏にあるが騰落線はピークアウトして下がってきている。つまり下落銘柄数が増加しており、モメンタムは衰えてきているということ。とりわけ今年IPOした小型株は下落多め。》というわけで、市場の勢いを判断する手法として騰落線の確認があります。今回は騰落線について勉強してみました。

騰落線とは

騰落線(AD Line : Advance Decline Line)とは株式で有れば対象市場で上昇銘柄数ー下落銘柄数をプロットしたものです。この差をネット アドバンス呼び、直前のインジケーター値に加算して一定期間累計します。当然、上がっている銘柄が多ければ(ADラインが右肩上がりなら)全体のトレンドはより強く、逆も当てはまります。ダイバージェンスを見る事でトレンド反転の可能性を見つける事も出来る様です。

どこで見るのか

色々なサイトで確認する事ができます。例のURLを貼っておきます。

↓ADライン検索↓

Advance / Decline Line for S&P 500, Dow, Nasdaq - MarketInOut.com

計算の例

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閲覧出来るサイトがわかればもはや良い気もしますが、計算の例を示します。

◼️計算の例

•0日目: 初期値として4500と仮定

•1日目: 500銘柄中300銘柄上昇、200銘柄下落とすると、インジケータは0日目からの累計として4500+(300-200)=4600となります。

•2日目: 500銘柄中100銘柄上昇、400銘柄下落とすると、インジケータは1日目からの累計として4600+(100-400)=4300となります。

'21年の振り返りf:id:masa_stocks:20211221133329j:image

'20年から'21年上旬は、何を買っても儲かる状態でADラインも上向きでした。一方後半からはADラインの向きに変化が出始め、インデクス投資では儲かるものの内訳を見ると大型株が部分的に指数を押し上げていると言う状態でした。VTIなど指数を買うのが一番よいという状況となりました。最後に10月以降位からADラインは下降を始め、何を買っても儲からない!という様な雰囲気となってきました。市場状況をよく表していると感じました。

最後に

個々の銘柄の値動きも重要ですが、各種ニュースと合わせてこの様なインジケータで市場の方向性を見極めるのは有意義だと感じました。

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ちゃんと勉強したい方にお勧め。これ一冊読めば投資方針が明確になります!

 

 

(038)Form 10K 米国版有価証券報告書のさわり

 

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初めに

じっちゃま曰く、《証券会社のレポートよりも10K 、10Q をチェックして投資している客のほうが本当にうまい客で、本当に怖い客だとグレッグに言われた。情報はスピードよりも原典にあたっているかどうかのほうがはるかに重要。》というわけで、私自身は素人ですがForm 10Kのどこに何が書いてあるか位は知っておくか。。。という事で調べてみました。

どこで見るのか

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Form10Kは上場企業が米国証券取引委員会(SEC)から提出を求められている物でそのホームページで検索出来ます。一番簡単には《企業名  sec Form 10K 欲しい年》で検索すれば見つかる事が出来ます。下図はアップルの例です。f:id:masa_stocks:20211218193300j:image

(図=10K検索の例)

どの項を読むのか

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全部読むに越したことはないのでしょうが、ばっちゃま御用達のDeep Lを駆使してもかなりの時間を要しそうです。当たり前ですが、どの企業のものも同一書式で、全部で4つのPart、16のitemから成ります。

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(図=アップルの10Kの目次)

下記は私が個人的に大事かなと思った項目です。

◼️Part I Item1 Business

この項では企業の扱う製品やサービス概要、商品の概要、研究開発、特許の取得状況などが記載されています。投資対象として初めて知る企業の、概要を網羅的に知る事が出来ます。

◼️Item1A Risk Factor

経営陣の把握するリスクを宣言しています。ここは必ずおさえておく必要があると考えています。インした後の業績すなわち株価に影響を与えうる項目です。ここは正しく把握しておく必要がります。

◼️Part II Item6 Selected Financial data

数年間のヒストリカルな主要会計情報が記載されています。投資対象として問題ないかスクリーニングする際に役立ちます。

◼️Item7 Management's Discussion and Analysis of Financial Condition and results of Operation

会社、経営陣の経営並びに運営結果に対する分析が記載されています。この項目が当然ながら資料の中心部分です。セグメント毎の粗利や財務状況や各種費用の概況がわかります。

◼️Itrm8 Financial Statements and Supplementary Data

貸借対照表損益計算書キャッシュフロー計算書の財務三表が記載されています。ガチンコの分析にはここを使うようです。

その他の書式

他の書式についても調べてみました。Form 10Qは四半期報告書(1Q、2Q、3Q報告)、Form 8Kは臨時報告書(重要な事態発生時の報告)、Form 20K有価証券報告書(米国外企業の有価証券報告書で米国上場している場合報告)、Proxy Statement株主総会招集通知、Schedile 13D大量保有報告書(5%以上の株式保有者の報告)、少し毛色は異なりますがForm S1(IPOの目論見書)などがあります。

最後に

なかなか売上高、EPS、ガイダンスを四半期決算毎に調べるのも億劫でしたが慣れると少しずつ調べようかなと思う様になってきました。少しでもよい投資家になるべく数字、データにこだわれる様精進しようと思います。

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(037)一月効果とDead-Cat-Bounce

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初めに

じっちゃま曰く、《年末のタックスロスセリングで最もターゲットにされやすい銘柄は、その年にIPOされた若い会社、一本調子に株価が下がった銘柄は11月から12月にものすごく売りたたかれる可能性がある。》これに続き株価がフラフラと上昇する事があるようです。その特異点的な対象を狙う投資方法もある様です。

※非常にハイリスクであり難しいトレードですが知識として整理してみました。

タックス•ロス•セリング

毎年12月に見られる現象で、その年IPOしたような若い企業が1年を通して株価がズルズル下がり、大きな含み損になっている場合、個人投資家が4月の確定申告の際の節税目的で損出しする事があるようです。

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(図=AI 週足チャート)

上図はAIの週足チャートです。一時期上げたもののその後良いこともなく、ずるずると株価を下げてきています。この様な銘柄が対象になる様です。

その後のデッド•キャット•バウンスと一月効果

1月効果とは結局は年末のタックスロス・セリングの後、材料も無いのに売られた銘柄が反発し値を上げる現象の事の様です。

対象となる銘柄と調べ方

じっちゃま曰く、《1月効果の狙い方としてYahoo FinanceのStatisticsの空売り株数(Shares Short)や浮動玉の空売り比率 (Short of Froat) を見てみる。PRLDの場合はずっと下落してるので今は空売り勢は儲かけてるが流れが変われ73.53%も空売りされてるのですごい買い圧力になると思う。》

まずデッドキャットバウンスを取りにいく候補は、その年IPOしたが株価のさえない小型株の中で空売り比率の高い銘柄です。実際の取引ではキビキビとしたトレードがポイントになります。具体的な調べ方は下に示しました。ここでもヤフーファイナンス登場です。今回例として挙げられていたPRLDの例を見てみました。70%を超えるかなりの空売り比率になっており、これがそのうち買い戻されるわけです。PRLDはほんの短い時間爆上げでした。

◼️調べ方

ヤフーファイナンスの英語版で《Statistics》のタブの《Short %of froat》の比率が高いと空売りがはいっているという事を意味します。

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(図=空売り比率の調べ方)

◼️PRLDの例

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(図=PRLD日足チャート)

上図は例として上がっていたPRLDの日足チャートです。これを少し詳細に見たのが下図15分足チャートです。一瞬の売買が必要になりそうです。デイトレの得意な方はチャレンジしてもいいかもしれません。

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(図=PRLD15分足チャート)

最後に

じっちゃまも言われる様にこの上げは一瞬であるため、リスクを犯してチャレンジする事になります。素早いトレードがポイントになります。期待値に注目しつつリスクとリワードをよく見てトレードしましょう!投資は自己判断で!

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(読書感想文)オニールの空売り練習帖

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評価(☆5個が最高)

◼️実用性☆☆☆☆

◼️読みやすさ☆☆☆

◼️内容のレア度☆☆☆☆

 

感想

記載されている内容は文章自体は少なく220頁中100頁程で、本書の残り半分はなんとチャート集です。オニールの成長株発掘法も初めに膨大なチャートが掲載されています。初めて「なんだよ読みにくい」と思っていましたが、今となってはこのチャート集が非常に重要だと感じています。

本書の活躍方法①:空売りの勉強

空売りしてはいけない銘柄、空売りを仕掛けるべきタイミング(50日移動平均線と反発回数の活用)、手仕舞いタイミング等がわります。ベッドアンドショルダーのチャートパターンがいかに危険か感じられると思います。

本書の活用②:株価下落から逃げる知識

《買いは家まで、売りは命まで》という格言があるくらいですから空売りは相当な覚悟を持って望まないといけないと考えています。しかし空売りをするつもりのない人にも本書は有用です。

売りを浴びせられるとその後株価は上値が重くなるため、長期投資するにしても苦戦を強いられます。そのため大量の売りが入る前に逃げることも重要です。本書の内容を理解する事はその助けとなります。

最後に

空売りで弱気相場でもガッツリ儲けたい所ですが、まだまだ私にはハードルが高そうです。

 

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