masa_stocksの《じっちゃま》投資技法への考察

じっちゃまから学んだ事をまとめています。

(039)騰落線

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 初めに

じっちゃま曰く、《S&P500は最値圏にあるが騰落線はピークアウトして下がってきている。つまり下落銘柄数が増加しており、モメンタムは衰えてきているということ。とりわけ今年IPOした小型株は下落多め。》というわけで、市場の勢いを判断する手法として騰落線の確認があります。今回は騰落線について勉強してみました。

騰落線とは

騰落線(AD Line : Advance Decline Line)とは株式で有れば対象市場で上昇銘柄数ー下落銘柄数をプロットしたものです。この差をネット アドバンス呼び、直前のインジケーター値に加算して一定期間累計します。当然、上がっている銘柄が多ければ(ADラインが右肩上がりなら)全体のトレンドはより強く、逆も当てはまります。ダイバージェンスを見る事でトレンド反転の可能性を見つける事も出来る様です。

どこで見るのか

色々なサイトで確認する事ができます。例のURLを貼っておきます。

↓ADライン検索↓

Advance / Decline Line for S&P 500, Dow, Nasdaq - MarketInOut.com

計算の例

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閲覧出来るサイトがわかればもはや良い気もしますが、計算の例を示します。

◼️計算の例

•0日目: 初期値として4500と仮定

•1日目: 500銘柄中300銘柄上昇、200銘柄下落とすると、インジケータは0日目からの累計として4500+(300-200)=4600となります。

•2日目: 500銘柄中100銘柄上昇、400銘柄下落とすると、インジケータは1日目からの累計として4600+(100-400)=4300となります。

'21年の振り返りf:id:masa_stocks:20211221133329j:image

'20年から'21年上旬は、何を買っても儲かる状態でADラインも上向きでした。一方後半からはADラインの向きに変化が出始め、インデクス投資では儲かるものの内訳を見ると大型株が部分的に指数を押し上げていると言う状態でした。VTIなど指数を買うのが一番よいという状況となりました。最後に10月以降位からADラインは下降を始め、何を買っても儲からない!という様な雰囲気となってきました。市場状況をよく表していると感じました。

最後に

個々の銘柄の値動きも重要ですが、各種ニュースと合わせてこの様なインジケータで市場の方向性を見極めるのは有意義だと感じました。

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 最後まで読んでいただきありがとうございます☆

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