(032)インドでワシも考えた〜インドへの投資検討②〜
初めに
じっちゃま曰く、《中国の時代は終わった。これからはインドだね。10年単位で言えば中国よりインド市場のほうがパフォーマンス良さそう。理由は ①低賃金 ②人口ボーナス》。またじっちゃま曰く、《国としてはインドに注目している。ドルが強いのは懸念材料。原油価格が高騰するとこの国は脆い》というわけで今回はインドのGDP成長について調べてみました。
GDP
(図=OPECのGDP予想、World Oil Outlookより抜粋)
じっちゃま曰く、《このチこのチャートがすべてを物語っていると思う》。上図はじっちゃまもツイートで引用された図ですが、GDP成長率においてインドは中国を追い抜く事になります。
またIMF(国際通貨基金)の予測でもインドは今後6%以上の高い経済成長率を維持し名目GDPで2050年までに米国を抜くとされています。
(図=インドGDPの世界に占める割合、World Oil Outlookから抜粋)
インドは世界の経済の中心の一つになり得ると考えられます。ではこの成長を支える原動力は何か考えてみました。
(参考)
国内総生産はGDP=C(消費)+I(投資)+G(財政支出)+EX(輸出)-IM(輸入)
人口増加の質、労働人口増加
(図=人口ピラミッド、population pylamid.net から引用)
人口増加や総人口だけではなく、その構成にも注目が必要です。生産年齢人口をみると、インドは人口ボーナス期※に入っており、賃金の上昇や生活水準の向上によって今後の個人消費の活発化が予想されています。上図の人口ピラミッドを見ても15-64歳の生産年齢人口比率が高い事がわかります。
※人口ボーナス=総人口に占める生産年齢人口(15~64歳の人口)が増え経済成長が促進される状態のこと。
個人消費推移
生産年齢人口比率が高い事から、今後賃金上昇、生活水準向上により個人消費の活発化が予想されています。国内の個人消費総額は2018年で110兆ルピー、2028年では335兆ルピーと個人消費は10年で3倍程度の増加となるという試算もあるようです。
(図=携帯電話契約台数、上:2010, 下2019、ヤフーニュース抜粋)
上図は例として携帯電話の契約台数ですが、2019年以降で上位ランクインしておりその急激な伸びがみてとれます。携帯電話は一例であり、ありとあらゆるものが生産人口増加に支えられて放っておいても伸びていく事になります。
インフレ整備について
上述の人口増加、経済発展に伴い現状は、人の移動や物流に大きな課題があり陸上輸送能力が追い付いていません。
そのためインド政府は民間資本を積極的に投入した道路、鉄道網整備及び近代化に取り組んでいく計画です。インフラ整備とそれによるさらなる経済需要の相乗効果もインドの発展に寄与すると考えられます。
《インフラ整備計画の例》
◼️ダイヤモンド四角形プロジェクト(高速鉄道計画)
◼️総距離8万キロ超に及ぶ道路建設
◼️インド初の新幹線を開通(ムンバイ〜アーメダバード間)
最後に
じっちゃまの言う人口ボーナスに支えられて今後経済成長が期待出来るインドは投資対象として面白そうです。実際の企業や為替リスクについても今後勉強していきたいと思います。
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